富士山×五重塔が楽しめる絶景パワースポット!「新倉山浅間公園」×「新倉富士浅間神社」特集

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新倉山の中腹に鎮座し、赤い大鳥居と戦没者慰霊の五重塔「忠霊塔」がシンボルとして親しまれている人気スポット「新倉山浅間公園」。

桜のシーズンに撮影された写真がSNSで拡散され、その知名度は年々高まっています。

「日本の夜景100選」にも選ばれており、昼夜問わず美しい景色を楽しめる場所として観光客にも大人気。

春には桜が咲き誇り、夏には青々とした緑が映え、秋には紅葉が美しく彩り、冬には静けさの中に雪景色が広がり、オールシーズンで楽しめることも特徴です。

世界文化遺産「富士山」を見るならここが一番と言うほどの絶景で、様々な雑誌やパンフレットの表紙も飾っています。

今回はそんな人気スポットの「新倉山浅間公園」と、境内に位置する「新倉富士浅間神社」の見どころ・魅力もまとめて紹介します!

Contents

新倉山浅間公園・新倉富士浅間神社とは?

新倉山浅間公園あらくらやませんげんこうえんは、赤い大鳥居と忠霊塔、そして富士山の織りなす四季折々の景色が大人気のスポット。

春には満開の桜が彩り、夏には新緑の鮮やかさが広がります。

秋には紅葉が燃えるように染まり、冬には雪化粧をまとった景色が一段と美しく心を和ませます。

日本の季節の美と歴史が見事に調和するこの景勝地は、多くの観光客に愛されています。

そして、新倉富士浅間神社は、705年9月9日に現在の新倉地区の氏神として創建されました。

戦国時代には武田信玄の父・信虎が、北条氏との戦にあたり、新倉富士浅間神社で祈願した後に勝利したことから、刀が奉納されたと知られています。

祭神は、安産・火防・富士山の女神である「木花開耶姫命このはなさくやひめのみこと」、木花開耶姫命と結ばれた夫婦神である「彦火瓊瓊杵尊ひこほのににぎのみこと」、木花開耶姫命の父神様であり全ての山の神として知られている「大山祇神おおやまづみのかみ」。

現在では、家庭円満・安産・子育てのご利益があるとされ、広く信仰を集めています。

新倉富士浅間公園の見どころは?

さくや姫階段

さくや姫階段は、新倉富士浅間神社の境内から繋がっています。

公園のシンボルである忠霊塔がある新倉山中腹までをつなぐ階段で、398段あります。

398(さくや)段、及び、浅間神社の御祭神「木花開耶姫」から命名されており、約10分ほどで登りきることができます。

また、足腰が悪い人や、体力に自信がない…という人のために、ゆるやかなスロープ道(遊歩道)でのルートも!

スロープ道でのルートは約15分!遊歩道側からだと、樹々に遮られない富士山の全貌がくっきり映りますよ。

春には約650本のソメイヨシノの桜、そして秋には紅葉を見ながらのんびりと歩くのも良いですね。

忠霊塔

忠霊塔とは、戦没者を祀る慰霊塔のことで、正式名所は「富士吉田市戦没者慰霊塔」と言います。

日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦・太平洋戦争で戦没した富士吉田市内の出身者を祀るため造られた慰霊塔です。

593年に聖徳太子によって建立された、歴史ある大阪の「四天王寺」の五重塔がモデルになっています。

五重塔の意味とは?なぜ五重なの?
五重塔とは、仏の遺骨などを安置した仏教建築「仏塔」の形式の一つで、天と地を結び、亡き人が通ずるところを意味しています。
仏塔の起源は、仏教が生まれたインドにあります。
インドでは、お釈迦様の骨を納めるために建てられた仏塔のことを「ストゥーパ」と言い、これが起源になっています。
五重塔は、下から地・水・火・風・空の意味を持っており、これは、5つの要素で宇宙が構成されているという仏教的な宇宙観である「五大思想」を表しています。
日本最古の五重塔は、奈良県にある法隆寺の五重塔で、世界最古の木造建築としても知られているんですよ!

展望デッキ

ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」の表紙を飾った、SNSでも人気がある日本の有名な景色はここから見られます。

富士吉田の街並みと、左右対称に広がる富士山の美しい姿を、春夏秋冬を通して望むことができます。

春は桜と山頂にほんのり雪が積る富士山の絶景、夏は青々とした緑と力強くそびえる富士山のコントラストが楽しめます。

秋は紅葉に彩られた街並みと富士山の静かな威厳が美しく調和し、冬は澄み切った空気の中、真っ白な雪化粧をまとった富士山が一層荘厳な姿を見せてくれます。

展望デッキから更に上に向かうと、「富士パノラマ台」もあり、天気が良ければ正面に美しい富士山を望むことができますよ。

新倉富士浅間神社の見どころは?

鳥居

表参道を抜け、見えてくるのは神社の玄関である、鳥居

「紅富士」などの四季や時間に合わせた富士山の様々な景色が見れますが、それと共に、日本の歴史を感じることができます。

その歴史とは、鳥居に掲げられている「三國第一山」と書かれた勅額です。

807年に発生した富士山の大噴火の折に、鎮火祭が執行され、当時の平城天皇へいぜいてんのうより勅額ちょくがくなどが奉納されました。

勅額とは、天皇が自ら筆を執って記された寺社の額のことで、この鳥居の中央には「三國第一山」と記されたものが誇らしく掲げられています。

「三國第一山」とは?
富士山が世界一の山であることを表現した言い方です。
三國(三国)は、震旦(インド)・唐土(中国)・日本を指し、古くは全世界を意味する言葉として使われていました。
鳥居をくぐり抜ける際には、是非この勅額にも注目してみて下さいね。

子育て神木

樹高25m以上の巨樹です。

幹が分岐している部分に幼いスギの木が着生している事から、子育て神木と呼ばれるようになりました。

妊娠中の方や、子育て中の方はこの神木の前で手を合わせ、健やかな成長や安産、そして家庭の幸せを祈願してみてはいかがでしょうか。

本殿

手水舎でお清めをし、神楽殿などを横手に抜けた後、正面に見えるのが本殿です。

本殿は、江戸時代の大火災で焼失してしまい、現在の本殿が再建されました。

見どころは、本殿の屋根に付いている鬼瓦。

本殿を守る魔除けのようなもので、神社で現存しているのも珍しいと言われていますよ。

色が塗られているものは珍しく、本殿についている鬼瓦が境内では一番古いものになります。

御朱印・御朱印帳・おみくじ・お守り

御朱印は、通常御朱印、月替わりの御朱印、そして富士山のイラスト付きの御朱印もあり、300円からと値段は異なります。

あらかじめ御朱印が書かれた状態での「書置き」なので、御朱印帳を持っていない人でも気軽に購入できますよ。

御朱印帳を購入する場合は、初穂料2000円。

新倉富士浅間神社の象徴とも言える鳥居と桜が正面に描かれており、裏面には富士山×桜×五重塔の絵が描かれた、趣深いデザインです。

引用:https://fukufuku-me.com/goshuin-yamanashi/

おみくじは、チャーム付きのものや、開運御守のリジナルシールが同封されているおみくじなど、種類豊富!

300円から運試しができるので、友達や家族などと一緒に楽しんで見てくださいね。

おみくじは、何回も引いて良いの?

おみくじとは神様からの大切なメッセージです。
おみくじを引くのは参拝を済ませてからで、神様がそのおみくじを授けたという意味になるため、1回のお参りで1回までおみくじを引くのが良いとされています。
おみくじの有効期限は特になしで、運勢の順番は神社によって違いますが、基本的には、大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶となっています。
書いてある内容をしっかり読んでみて、自分が良いなと思ったおみくじは財布やバッグに入れて持ち歩く人が多いです。
良くない結果が書いてあった時などは、境内の「おみくじ結び所」に結んでみてくださいね。

また、お守りも一般的なものからオリジナルのものまで揃えられており、初穂料500円から。

ここでしか手に入らないオリジナルデザインの、忠霊塔と桜と富士山が描かれ、「大願成就」という文字が書かれたものは人気がありますよ。

新倉山浅間公園・新倉富士浅間神社へのアクセス方法

U.S
Writer at JAPANOPIA Editorial Team
In my 30s, originally from Kyoto and now based in the Kanto region, I have been passionate about traveling both within Japan and abroad since my student days. I love discovering hidden local charms while strolling through cities and towns.

A true nature enthusiast, I’m especially drawn to the sea and mountains—and I’ve even climbed Mt. Fuji! I also enjoy joining local events and festivals, valuing every opportunity to connect with Japanese culture and traditions.

Through my writing, I aim to uncover the deeper appeal of Japan and share insights that make every journey more fulfilling—whether it’s sightseeing spots, gourmet experiences, or outdoor activities.

By highlighting the many attractions of Yamanashi Prefecture, I propose travel ideas where visitors can also experience Japan’s unique spirit of hospitality (“omotenashi”).
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