【山梨×美食】富士吉田市のソウルフード「吉田のうどん」全店舗一挙紹介!魅力と店舗を徹底解説!【2025年最新】

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富士山の麓、山梨県富士吉田市で古くから愛され続けている、ご当地グルメ「吉田のうどん」。

その素朴ながらも奥深い味わいは、まるで田舎のおばあちゃんが作ってくれる手料理のような、ほっとする安心感があります。

一見するとシンプルな見た目の吉田のうどんですが、実は、知る人ぞ知る美食・絶品グルメ。

お店ごとにスープやトッピング、麺の個性が異なり、食べ比べを楽しむファンが後を絶ちません。

一度味わえば、その奥深さに惹き込まれ、何度でも食べたくなる―そんな中毒性のあるローカルフードの傑作です。

この記事では、そんな吉田のうどんを余すことなく楽しめるよう、定番から穴場まで、店舗をまとめて紹介します!

はじめての人でも安心の注文方法楽しみ方のコツ、さらには店舗ごとの特徴店舗MAP、そしてうどんやすりだねの比較写真まで、吉田のうどんを最大限に堪能するための情報が満載です。

これを読めば、あなたもきっと吉田のうどんマイスターに!ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

Contents

そもそも、「吉田のうどん」とは?

吉田のうどんの発祥は、かつて富士山を信仰とする集団である富士講の拠点であり、織物の名産地である「ハタオリマチ」としても良く知られている富士吉田市

そんな富士吉田市は、富士噴火の後は火山灰の影響で稲作が難しく、小麦を中心とした粉食文化が根付いていました。

その中で、富士山の湧き水を使って作る湯盛りうどんが富士講にとっての神聖な食事として重宝されてきました。

湯盛りうどんとは、茹で上げたうどんを茹で汁ごと椀に盛り付け、醤油、鰹節などを加えて食べる、素朴ながら深い味わいのある料理です。

この湯盛りうどんが発展して生まれたのが、「吉田のうどん」と言われています。

現在では、単なる日常食にとどまらず、お正月や結婚式、そして年越しなどの祝いの席にも登場する縁起の良い料理としても親しまれています。

白くて長く、しっかりとしたコシのある麺には、「長寿」や「末永い幸せ」への願いが込められています。

このように、吉田のうどんは古くから地元の人々に親しまれており、現在では40店舗以上のお店が広がります。

お店の多くは、民家の一部を改装して営業しており、まるで昭和時代にタイムスリップしたかのような、どこか懐かしい雰囲気の中で食事を楽しむことができます。

「吉田のうどん」の特徴

① 麺

・ほとんどの店が自家製麺。圧倒的な食感とボリュームが魅力!
・手ごね、足ふみ、熟成など手間をかけた製法で、硬めで歯ごたえ抜群の食感を楽しめる。
・太く、断面が正方形に近く、乱切りでねじれのある見た目が特徴。

② つゆ

・基本は醤油ベースまたは醤油&味噌のブレンド。
・煮干や椎茸、鰹節の出汁が効いた風味を楽しめることも。
・具材と調和して、心温まる家庭の味わいが特徴。

③ 具

・定番具材はキャベツ、油揚げ、馬肉、ネギ、人参。
・馬肉の甘辛煮が定番なものの、最近は豚肉を使用するお店も増加!
・トッピングが選べるお店も豊富で、好みに合わせてアレンジができる。

④ 薬味

・ごま、山椒、唐辛子などを油で炒めた「すりだね」が吉田のうどんの薬味。
・各店が独自にブレンドしており、ピリ辛で香ばしい風味がつゆの旨味を引き立てる。
・初めての人は、最初は入れずにつゆの味を楽しんでから少しずつ加えるのが◎

⑤メニュー&価格

・定番は「かけうどん」「肉うどん」。
・価格帯は350円〜400円前後とリーズナブル!
・営業は基本的に昼(〜14:00)まで!売り切れ次第終了で、ラストオーダーは閉店30分前が目安。

「吉田のうどん」に馬肉が使われるのはなぜ?
これは、吉田のうどんの発祥地である富士吉田市にとって、馬が昔の人々の生活にとても身近な存在だったからです。もともと、富士吉田市には、富士山信仰の影響で多くの人が登山に訪れており、登山客の荷物を運ぶために、たくさんの馬が使われていました。さらに、農作業や移動手段としても馬は大活躍。まさに生活のパートナーのような存在でした。
そんな大切な馬も、年を取って役目を終えたあとは、無駄にせず食材として活用されました。馬肉はたんぱく質が豊富で栄養価も高く、貴重な食料として重宝されたのです。
今でも、富士吉田のスーパーやお肉屋さんでは馬肉が手軽に手に入り、馬刺しや馬もつ煮などが家庭料理として親しまれています。市内の多くの居酒屋では、馬刺しが定番メニューのひとつ。おろし生姜などを薬味にして食べるのが一般的です。
そんな馬肉文化の一環として、「吉田のうどん」にも馬肉がトッピングされることが多いんです。これが地元の味として根付き、2007年には農林水産省の「農山漁村の郷土料理百選」にも選ばれました。

注文方法と楽しみ方

① 入店する

お店に入ると、まず席に案内されます。多くのお店では店員さんが案内してくれ、「空いている席へどうぞ」と案内されることが一般的です。靴を脱いで座るお座敷スタイルの店もあるので注意してください。座席から富士山が見えるお店もあり、絶景とともに食事を楽しめます。

② 注文する

席に伝票やメモ、ペンが置かれている場合が多く、自分で注文を書いて店員さんに渡します。伝票が無い場合は、店員さんに直接オーダーを伝えます。メニューは席や壁に掲示されていますので、日本語が分からない場合は翻訳アプリを活用すると便利です。おすすめは「No.1」と記載された人気メニュー!うどんには、冷と温があるので確認してから注文しましょう。お水はセルフサービスのお店が多いので、自分自身で取りに行ってくださいね。

③ 食べる

商品がテーブルに届いたら、まずは「いただきます」の一言とともに、店舗ごとに異なる自家製つゆ(スープ)の味を楽しみましょう。もちもちでコシの強い太麺は食べ応え抜群!キャベツをはじめとした具材もお店によって異なり、どれも吉田のうどんならではの美味しさです。さらに、途中で味を変えたい方には「すりだね」がおすすめ。ピリッとした辛さと香ばしさが加わり、味にパンチが出て最後まで飽きずに楽しめます。

④ お会計

カウンターまたは席でお会計をします。ほとんどのお店は現金支払いのみで、注文時に先払いの場合もあるので注意が必要です。食器を自分で返却するスタイルの店もあるため、周囲のお客さんの様子を参考にしましょう。食事の最後には「ごちそうさまでした」と感謝の言葉を伝えると、より良い食体験になりますよ。

吉田のうどんを制覇しよう!認定書&ステッカーをゲット

引用:https://fujiyoshida.net/feature/udon/index

吉田のうどんマップ掲載の全店舗を制覇すると、うどんマイスター認定書うどんマイスターステッカーがもらえます。

挑戦の手順はシンプルで、誰でも気軽に参加可能です。

① 吉田のうどんマップに掲載されている全店舗を訪れて、それぞれのうどんを味わいましょう。訪問期間に制限はなく、過去に発行されたマップも活用できます。
② 各店舗で食べたうどん店の外観の写真を撮影します。
③ 最後に、撮影した写真と参考にした吉田のうどんマップを持参し、道の駅富士吉田の観光案内所の窓口で提出・提示。これであなたもうどんマイスター!

吉田のうどんマイスター取得は一人1回限り。マップは河口湖駅各店舗で無料配布中です。Webからのダウンロードも可能なので、ぜひチェックしてくださいね!

吉田のうどんマップ ダウンロードはこちらから ▶ https://fujiyoshida.net/pamphlet

公式キャラクター「吉田のうどんぶりちゃん」!

名前の由来は、うどんどんぶりを掛け合わせたもの。年齢は3歳、性別は女の子!そして誕生日は、富士山の山開きにあたる7月1日。

性格は、吉田のうどんさながらにコシが強く、粘り強い性格。その可愛らしい見た目から、地元の子どもや観光客からも人気を集めています。

現在、ぬいぐるみなどのオリジナルグッズも販売中で、特に人気なのがどんぶり型の器

道の駅富士吉田のキャラクターグッズ売り場で手に入れることができ、旅のお土産にぴったりですよ。

山梨県にはほかにも、地域ごとに特色あるご当地ゆるキャラが多数存在します。

それぞれのキャラクターには、その土地ならではの特産品や文化が反映されており、ゆるキャラを通して地域の魅力を知るきっかけにもなりますよ。

ご当地ゆるキャラについてより詳しく知りたい人はこちらから!

吉田のうどん攻略MAP & 特徴・価格早見表

U.S
Writer at JAPANOPIA Editorial Team
In my 30s, originally from Kyoto and now based in the Kanto region, I have been passionate about traveling both within Japan and abroad since my student days. I love discovering hidden local charms while strolling through cities and towns.

A true nature enthusiast, I’m especially drawn to the sea and mountains—and I’ve even climbed Mt. Fuji! I also enjoy joining local events and festivals, valuing every opportunity to connect with Japanese culture and traditions.

Through my writing, I aim to uncover the deeper appeal of Japan and share insights that make every journey more fulfilling—whether it’s sightseeing spots, gourmet experiences, or outdoor activities.

By highlighting the many attractions of Yamanashi Prefecture, I propose travel ideas where visitors can also experience Japan’s unique spirit of hospitality (“omotenashi”).
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